「セブン銀行カードローンの金利って実際いくら?」「他と比べて高いの?安いの?」「どうすれば利息を少なくできる?」
急な出費や家計のやりくりでカードローンの利用を考える際、最も気になるのが金利ではないでしょうか。金利は、借り入れたお金に対して支払う利息の割合を示すため、最終的な返済総額に大きく影響します。
セブン銀行カードローンは、全国のセブン‐イレブンに設置されたATMで手軽に利用できる利便性が魅力ですが、金利についてはしっかり理解しておく必要があります。
この記事では、セブン銀行カードローンの具体的な金利について詳しく解説します。
上限金利と下限金利、利用限度額ごとの金利はもちろん、他社との比較や、実際にいくら利息がかかるのかをシミュレーション。
さらに、金利負担を減らすための具体的な方法までご紹介します。
セブン銀行カードローンの上限金利と下限金利!利用限度額・10万円・50万円・100万円・300万円
セブン銀行カードローンの金利は、利用限度額によって異なります。金利は年12.0%〜15.0%の範囲で設定されており、一般的に利用限度額が低いほど金利は高くなる傾向があります。
具体的な金利は以下の通りです。
利用限度額 | 金利(年利) |
---|---|
10万円 | 年15.0% |
30万円 | 年15.0% |
50万円 | 年15.0% |
70万円 | 年14.0% |
100万円 | 年13.0% |
150万円 | 年12.0% |
200万円 | 年12.0% |
250万円 | 年12.0% |
300万円 | 年12.0% |
このように、上限金利は年15.0%(利用限度額50万円以下の場合)、下限金利は年12.0%(利用限度額150万円以上の場合)となります。
特に少額の借り入れ(10万円や50万円など)では、上限金利である年15.0%が適用されることが多いでしょう。高額の借り入れで初めて下限金利に近い金利が適用される可能性があります。
セブン銀行カードローン返済シミュレーション!金利・利息はいくら?
実際にセブン銀行カードローンを利用した場合、どれくらいの利息がかかるのでしょうか。具体的な返済シミュレーションを見てみましょう。
カードローンの利息は、「借入残高 × 借入金利(年利) ÷ 365日 × 借入日数」で計算されます。
ここでは、最も一般的な利用限度額である50万円を借り入れた場合の年15.0%の金利でシミュレーションします。
シミュレーション例:50万円を金利年15.0%で借り入れた場合
毎月の返済額 | 完済までの期間 | 総返済額 | 総支払利息 |
---|---|---|---|
10,000円 | 70ヶ月(5年10ヶ月) | 699,531円 | 199,531円 |
15,000円 | 43ヶ月(3年7ヶ月) | 639,122円 | 139,122円 |
20,000円 | 31ヶ月(2年7ヶ月) | 612,437円 | 112,437円 |
※あくまでシミュレーションであり、実際の返済額や利息額は利用状況によって変動します。
このシミュレーションからわかるように、毎月の返済額を増やすほど、完済までの期間が短くなり、支払う総利息額も大幅に減らせることがわかります。
セブン銀行カードローンの金利は高い?低い?銀行カードローン他社比較
セブン銀行カードローンの金利は、他の金融機関と比較して高いのでしょうか、それとも低いのでしょうか。ここでは、代表的な銀行カードローンや消費者金融カードローンと比較してみましょう。
銀行カードローンとの比較
一般的な銀行カードローンの金利は、年2.0%〜14.0%程度の範囲で設定されていることが多いです。
カードローン名 | 金利(年利) |
---|---|
セブン銀行カードローン | 12.0%〜15.0% |
三菱UFJ銀行バンクイック | 1.8%〜14.6% |
みずほ銀行カードローン | 2.0%〜14.0% |
三井住友銀行カードローン | 1.5%〜14.5% |
この比較からわかるように、セブン銀行カードローンの金利は、他の大手銀行カードローンと比較すると、上限金利はほぼ同水準ですに設定されています。
特に少額融資で適用される上限金利は、ほとんどの銀行カードローンで年14.0%台に設定されていることが多い中、セブン銀行は年15.0%となっている点が特徴です。
上限金利はセブン銀行カードローン他の銀行カードローンと比べ、借入限度額が低いため、高くなっています。
年収が高くないと上限金利は設定されないため、年収1,000万円以下の方は気にしなくていいでしょう。
また、メガバンクはトップクラスに審査が厳しいというデメリットもあります。
消費者金融カードローンとの比較
次に、大手消費者金融カードローンと比較してみましょう。消費者金融の上限金利は、法律(利息制限法)で年18.0%までと定められています。
カードローン名 | 金利(年利) |
---|---|
セブン銀行カードローン | 12.0%〜15.0% |
プロミス | 4.5%〜17.8% |
アイフル | 3.0%〜18.0% |
アコム | 3.0%〜18.0% |
消費者金融と比較すると、セブン銀行カードローンの金利は明らかに低いと言えます。特に上限金利で比較すると、消費者金融が年17.8%〜18.0%であるのに対し、セブン銀行は年15.0%と、差があります。
まとめ:セブン銀行カードローンの金利は?
- 銀行カードローンの中では「やや高め」
- 消費者金融カードローンの中では「低い」
セブン銀行カードローンは、銀行の安心感がありながらも、消費者金融に近い手軽さ(Web完結、原則電話確認なしなど)と、銀行と消費者金融の中間の金利設定になっていると理解すると良いでしょう。
セブン銀行カードローンの金利を下げる・利息を減らす方法
セブン銀行カードローンを利用していて「金利負担が大きい」と感じているなら、以下の方法を検討してみましょう。金利を直接下げるのは難しい場合もありますが、支払う利息総額を減らすことは可能です。
セブン銀行カードローンの金利を下げる・利息を減らす方法
セブン銀行カードローンを利用していて「金利負担が大きい」と感じているなら、以下の方法を検討してみましょう。金利を直接下げるのは難しい場合もありますが、支払う利息総額を減らすことは可能です。
1. 繰り上げ返済(随時返済)を積極的に行う
最も効果的に利息を減らせる方法が、**毎月の約定返済額とは別に、追加で返済を行う「繰り上げ返済(随時返済)」**です。カードローンの利息は日割り計算されるため、元金を早く減らせば減らすほど、その後の利息負担が少なくなります。
繰り上げ返済を行うメリットは、利息総額を大幅に減らせる上、完済までの期間も短縮できる点です。方法としては、セブン銀行ATMやインターネットバンキングから、いつでも追加で返済が可能です。
2. 利用限度額の増額を検討する
セブン銀行カードローンの金利は、利用限度額が高いほど低くなる傾向があります。現在の利用限度額が低い場合、増額申請を行うことで、適用される金利が下がる可能性があります。
増額申請を行うメリットは、適用金利が下がり、今後の利息負担が軽減される可能性があることです。方法としては、セブン銀行のWebサイトやアプリから増額を申し込めます。しかし、注意点として、増額には再度審査が必要なため、必ずしも増額できるとは限らず、審査に落ちる可能性もあります。また、借りられる枠が増えることで、借り過ぎてしまうリスクも考慮しましょう。
3. 他の低金利カードローンへの借り換えを検討する
もし現在のセブン銀行カードローンの金利負担が大きいと感じるなら、より金利の低い他の銀行カードローンへの借り換えを検討するのも一つの方法です。
借り換えのメリットは、金利が下がれば、総支払利息を減らせることです。方法としては、複数の銀行カードローンの金利を比較し、最も低い金利のローンに申し込むことが挙げられます。しかし、注意点もあります。借り換えには新たな審査が必要ですし、現在の借入額や返済履歴によっては審査に通らない可能性もあります。また、借り換えによって返済期間が延び、結果的に総利息が増えるケースもあるため、シミュレーションをしっかり行いましょう。
4. 複数社からの借り入れがある場合は「おまとめローン」を検討する
もしセブン銀行カードローン以外にも複数の金融機関から借り入れがある場合は、おまとめローンを検討することで、金利負担を軽減できる可能性があります。
おまとめローンのメリットは、複数の借入を一本化することで、金利が下がる可能性があり、返済管理も楽になることです。
注意点としては、おまとめローンも審査があります。また、返済期間が長くなることで、総支払利息が増えるケースもあるため、慎重に検討が必要です。
まとめ
セブン銀行カードローンの金利は、銀行カードローンの中ではやや高めですが、消費者金融よりは低い位置づけです。
少額利用の場合は年15.0%の金利が適用されることが多いため、利息負担を抑えるには工夫が必要です。
繰り上げ返済を積極的に行ったり、利用限度額の増額(金利が下がる可能性がある場合)、あるいは他社への借り換えやおまとめローンなどを検討することで、金利負担を軽減し、より賢くカードローンを活用できるでしょう。
利用する際は、無理のない返済計画を立て、計画的な利用を心がけることが最も大切です。