ファクタリングは基本的にはヒアリングが行われますが、会社によってはヒアリングなしで利用できる場合もあります。
「うまく受け答えできる自信がなく、審査が通るか不安」「面談に時間と手間をかけたくない」という方も少なくないでしょう。
できることならヒアリングを避けて、スピーディーに資金を調達したいですよね。
本記事では、ヒアリングなしで利用できるファクタリング会社を紹介します。ファクタリングの利用が難しい方向けにビジネスローンも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ファクタリングをヒアリングなし・即日来店不要・LINE完結!面談不要・面談なしはどこ?断られる?個人事業主など
ファクタリングを利用する際には、基本的にはヒアリングが行われます。ファクタリング会社が請求書を買い取ったあと、売掛金が回収できないリスクを減らすためです。
回収できない例として、請求書自体が架空のものである場合や、取引先が倒産してしまうケースなどが考えられます。
上記のようなことがあるとファクタリング会社が負債を抱えることになってしまうため、回収できそうな売掛金かどうかを見極める必要があるのです。
具体的には、以下の内容についてヒアリングを行います。
・取引先について、事業内容・取引期間・取引実績・経営状況など
・ファクタリングを利用したい理由
・申込者の事業内容・経営状況
・ファクタリング利用に関して、取引先からの承諾の有無(3社間ファクタリングの場合)
そのほか、申込者の言葉遣いや態度もチェックされます。取引先や請求書の信憑性だけでなく、申込者が信頼できる人かどうかを判断するためです。
オンライン完結のファクタリング会社なら、基本的に面談なしで契約可能ですが、電話でのヒアリングが行われる場合もあります。
ヒアリングをどうしても避けたい場合は、支払い.comがおすすめです。
支払い.comは、お持ちのクレジットカードを登録すると、取引先への振込をクレジットカード払いに変更できるサービスです。
最大60日間の支払いを延期できるので、取引先への振込が間に合わない場合に役立ちます。
資金調達に困った際は検討してみるとよいでしょう。
ファクタリングのヒアリングが嫌ならオンライン完結がおすすめ
ファクタリングのヒアリングを避けたい場合は、オンライン完結で利用できるファクタリング会社がおすすめです。対面での面談が基本的にないだけでなく、入金までの時間も早い傾向にあります。
以下3社は、基本的にオンラインで契約が完了し、最短即日で請求書を買い取ってもらえるファクタリング会社です。ぜひ参考にしてみてください。
・QuQuMo
・PMGファクタリング
・ラボル
QuQuMo
QuQuMoは、オンラインで契約可能なファクタリングサービスです。Webから請求書と銀行口座の入出金明細を登録すると、面談なしで審査が行われます。
入金されるのは、申し込みから最短2時間。スピーディーな利用が可能です。2社間ファクタリングを採用しているため、取引先に知られることもありません。
手数料は1%からとなっており、低コストで利用できるのもメリットです。
利用額の上限は決められておらず、契約事例には1,000万円以上を2時間ほどで資金調達できた例も記載されています。
対面でのヒアリングなしでスピーディーに資金調達したい方は、ぜひ検討してみてください。
手数料 | 1%〜 |
買取可能額 | 上限なし |
入金までの時間 | 最短2時間 |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
個人事業主の利用 | 可能 |
PMGファクタリング
PMGファクタリングは、非対面で契約可能なファクタリングサービスです。オンラインでやり取りし、最短2時間で入金されます。
買取可能額は50万円から最大2億円まで、幅広く対応してもらえるのもメリットです。法人だけでなく、個人事業主の方も利用できます。
契約方式は2社間ファクタリングにも対応しているため、取引先に知られずにサービスを利用することも可能です。
手数料は、お客様によって都度提示しているとのことなので、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。
手数料 | 要問い合わせ |
買取可能額 | 50万円〜最大2億円まで |
入金までの時間 | 最短2時間 |
契約方式 | 2社間・3社間 |
個人事業主の利用 | 可能 |
labol(ラボル)
labol(ラボル)は、フリーランスや個人事業主向けのファクタリングサービスです。
面談はなく、申し込みから入金までオンラインで完結。最短30分でお持ちの請求書を現金化できます。
必要書類がシンプルな点もメリットです。取引先とのメールや請求書を提出すれば、決算書や入出金明細、契約書などは基本的に必要ありません。※
また、ラボルは独立直後や新規の取引先の場合でも、幅広く対応しています。他社で断られた方にもおすすめです。
手数料 | 一律10% |
買取可能額 | 1万円〜必要な金額 |
入金までの時間 | 最短30分 |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
個人事業主の利用 | 可能 |
※登録・審査内容などによっては、審査の結果提出をお願いされる場合もあります。
ファクタリングが嫌なら創業期・赤字でも借りられるビジネスローン
買い取ってもらう請求書がない場合や、請求書の金額以上の資金を調達したい場合は、ビジネスローンを検討してみましょう。
以下のビジネスローンは、創業期や赤字でも融資してもらえる可能性があります。
・あんしんワイド
・ファンドワン
・AGビジネスサポート
GMOあおぞらネット銀行「あんしんワイド」
GMOあおぞらネット銀行の「あんしんワイド」は、融資枠型のビジネスローンです。融資枠型とは、借り入れ可能額の範囲内なら、審査不要で何回でも借り入れできる方式のこと。
事業計画書は必要もなく、事業目的なら自由に利用できます。いざというときのために融資枠だけ用意しておくことも可能です。
申し込みから返済までネットで完結し、店舗に足を運ぶ必要はありません。電話でのヒアリングはありますが、申し込み内容によっては面談がない場合もあります。
創業初期や前年度赤字の場合でも申し込めるので、資金繰りに悩んでいる方は検討してみてください。
金利 | 0.9%〜14.0% |
借り入れ限度額 | 初回契約時 最大1,000万円 |
融資までの期間 | 最短2営業日 |
融資対象 | 法人のみ |
ファンドワン
ファンドワンは、最短即日で融資可能な事業者ローンを提供しています。審査結果は最短40分と、スピーディーに対応してもらえる点が魅力です。
大口の融資にも対応しており、500万円までなら無保証で借り入れられます。
事業者ローンの場合は法人のみ対象ですが、売掛債権担保融資や不動産担保融資、車担保融資であれば個人事業主も対応可能です。
「赤字決算だった」「ビジネスローンは初めて利用する」といった場合でも、無理のない返済計画となるよう相談に乗ってもらえるので気軽に問い合わせてみてください。
金利 | 10.0%〜18.0% |
借り入れ限度額 | 30万円〜500万円 |
融資までの期間 | 最短即日※ |
融資対象 | 法人 |
※申し込み時間帯によっては、即日対応しかねます。
AGビジネスサポート
AGビジネスサポートは、アイフルグループの事業ノウハウを生かして設立された、スモールビジネス向けのローン会社です。
事業者向けにビジネスローンを提供しており、融資可能額は最高1,000万円までとなっています。
契約方法はインターネット・郵送・来店・訪問の4パターンに対応しており、最短即日で借り入れ可能です。
法人だけでなく、69歳までなら個人事業主も融資対象です。資金繰りにお悩みの方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
金利 | 3.1%〜18.0% |
借り入れ限度額 | 50万円〜1,000万円 |
融資までの期間 | 最短即日 |
融資対象 | ・法人:75歳まで・個人事業主:69歳まで(確定申告書に営業所得、不動産所得、農業所得のいずれかの記載がある方) |
ファクタリングヒアリングなしのQ&A
ファクタリングは面談なしで契約できますか?
A. はい、面談なしで契約できるファクタリングサービスは増えています。
従来のファクタリングは、対面での面談が必須でしたが、最近ではIT技術の進化により、オンライン上で全ての契約手続きを完結できるサービスが多く登場しています。これらのサービスは、AIによる自動審査を導入しているため、電話でのヒアリングや面談をすることなく、スピーディーな資金調達が可能です。
ただし、面談なしのサービスは、手続きの手軽さやスピードを重視する一方で、手数料が固定されていることが多く、面談が必要なサービスよりも割高になる場合もあります。
エビデンスなしでファクタリングはできますか?
A. いいえ、エビデンス(証拠)なしでファクタリングを利用することはできません。
ファクタリングは、企業が保有する売掛金を買い取るサービスです。そのため、その売掛金が実在し、取引が確実に行われたことを証明するエビデンス(証拠)が必ず必要になります。
具体的なエビデンスとは、以下のような書類です。
- 売却したい請求書
- 契約書
- 納品書
- 通帳のコピー(入金履歴の確認のため)
これらの書類は、ファクタリング会社が売掛債権を審査する上で不可欠です。エビデンスなしで「ファクタリング可能」と謳う業者は、違法な闇金業者である可能性が非常に高いため、絶対に利用してはいけません。
もし、エビデンスなしの業者をお探しであれば、必要書類の少ないQuQuMoの利用がおすすめです。
ファクタリングが通らない理由は何ですか?
A. ファクタリングの審査は、主に売却したい請求書の内容と取引先の信用力が重視されます。以下のいずれかに該当する場合、審査に通らない可能性が高くなります。
- 売掛先(取引先)の信用力が低い:
- ファクタリング会社は、売掛先から確実に代金が回収できるかを最も重視します。もし売掛先が倒産寸前だったり、信用情報に問題があったりすると、審査に通りません。
- 請求書の内容に不備がある:
- 請求書の日付や金額、振込先口座などが不明確だったり、虚偽の内容が含まれていたりすると、審査に落ちる原因となります。
- 二重譲渡の可能性がある:
- 同じ売掛債権を複数のファクタリング会社に売ろうとしている場合、審査に通ることはありません。
- 入金までの期間が長すぎる:
- 請求書に記載されている支払いサイト(入金期日)が長すぎる場合、審査に通らないことがあります。
ファクタリングで二重譲渡するとバレる?
A. はい、ファクタリングで二重譲渡すると、ほぼ確実にバレます。
ファクタリング会社は、契約する際に必ず債権譲渡登記を行います。この登記は法務局で誰でも閲覧できるため、別のファクタリング会社が同じ売掛債権の二重譲渡がないかを確認できます。
もし二重譲渡が発覚した場合、以下のような深刻な事態に陥ります。
- 詐欺罪として訴えられる:
- 悪意のある二重譲渡は、詐欺罪として刑事告訴される可能性があります。
- 高額な損害賠償を請求される:
- 最初のファクタリング会社から、多額の損害賠償を請求されることになります。
- 今後のファクタリング利用が不可能になる:
- 二度と他のファクタリング会社を利用できなくなるだけでなく、信用情報に事故情報が残り、他の金融サービスも利用できなくなる可能性が高いです。
二重譲渡は、絶対にやってはいけない行為です。
完全AIファクタリングはどこ?
A. 申し込みから審査、契約まですべてをAIが自動で行う「完全AIファクタリング」に最も近いサービスとして、ペイトナーファクタリングが挙げられます。
ペイトナーファクタリングは、提出された請求書と本人確認書類をAIが解析し、最短10分という驚異的なスピードで審査を完了させます。電話でのヒアリングや面談は一切なく、手続きが完全にオンラインで完結するため、人に知られることなくスピーディーな資金調達が可能です。
手数料も一律10%で、非常にシンプルでわかりやすい料金体系となっています。
ファクタリング悪徳業者の特徴は?
A. ファクタリングは便利な資金調達手段ですが、中には悪質な業者も存在します。以下のような特徴を持つ業者は、利用しないように注意しましょう。
- 異常に高い手数料を請求する:
- ファクタリングの手数料相場は一般的に1%〜15%程度です。これをはるかに超える手数料を請求する業者は、悪徳業者の可能性が高いです。
- 「審査なし」「誰でもOK」と謳う:
- 悪質な業者は、お金に困っている事業者をターゲットにするため、審査をしないことを強調します。ファクタリングには必ず売掛先(取引先)の審査があります。
- 償還請求権(償還請求義務)がある契約を迫る:
- 悪徳業者は、売掛先が倒産して支払い能力がなくなった場合、利用者が買い戻す責任を負う「償還請求権あり」の契約を提示することがあります。これは、本来のファクタリングの仕組みとは異なります。
- 契約書を作成しない、または内容が不透明:
- 契約内容が口約束だったり、契約書に手数料や条件が曖昧に書かれていたりする業者は、後々トラブルに発展する可能性が非常に高いです。
- 貸金業登録をしていない:
- ファクタリングは貸金業ではありませんが、貸付を装って高金利で融資を行う悪質な業者がいます。このような業者は、貸金業登録をしていないことがほとんどです。
悪徳業者に騙されないためにも、契約前に必ず複数の業者を比較検討し、会社の情報をしっかり確認しましょう。
少額ファクタリングオンラインのおすすめは?
少額ファクタリングをオンラインで利用するなら、スピード・手数料・対応の柔軟性がポイントです。以下のサービスは、少額(1万円〜)でも利用でき、スマホやPCで完結するため、急ぎの資金調達に最適です。
✅おすすめサービス一覧
サービス名 | 最低買取額 | 入金スピード | 手数料 | 特徴 |
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QuQuMo | 下限なし | 最短30分 | 1%〜 | 完全オンライン・業界最安級手数料 |
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まとめ
ファクタリングを利用する際には、基本的にヒアリングが行われますが、オンライン完結であれば実施されない場合もあります。
オンラインでの請求書買取が可能なおすすめのファクタリング会社は、以下のとおりです。
また、支払い.comの利用もおすすめです。取引先への支払いをクレジットカード払いにすることで、最大60日間先延ばしにできます。
また、買い取ってもらう請求書がない場合や、請求書の金額以上の資金を調達したい場合は、以下のようなビジネスローンもおすすめです。
・あんしんワイド
・ファンドワン
本記事で紹介したサービスはネットから申し込めるので、気になった方は気軽に相談してみてください。