デビットカードは使ったその場で口座から引き落としされるため、使い過ぎる心配のない安心なカードです。クレジットカードよりも支出管理がしやすい点で、デビットカードの利用を検討している方もいるかもしれませんね。
一部では「使えないところが多い」というコメントを目にすることもありますが、実際はそんなことはありません。確かに使えないところはありますが、事前に知っていれば特に不便を感じることはないでしょう。
そこで今回は、デビットカードが使えないところや、残高があるのに使えない場合の原因について解説します。
おすすめのデビットカードや使用するメリットについても紹介しているので、これからデビットカードの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
デビットカードは使えないところが多い?利用できない場合と理由

「デビットカードは使えないところが多い」という口コミを見ると、本当なのか気になりますよね。結論、デビットカードは使えないところが多いという訳ではありません。
しかし、デビットカードは利用分がすぐに口座から引き落とされる仕組みのため、支払い口座の残高が確認できない場合や、口座残高に関わらず請求される可能性のあるサービスについては、利用を制限される場合が多いです。
主に以下のようなところでは、デビットカードが使えないと言われています。
- 月額料金
- 高速道路料金
- ガソリンスタンド
- 機内販売
上記の中でも場合によっては使えることがあるので、個別に確認していきましょう。
月額料金
デビットカードは、基本的に電気・ガス・水道などの公共料金や、インターネットの月額サービス、携帯電話料金など、毎月継続して課金されるものには使えないとされています。
各サービスの支払いのタイミングで、十分な口座残高があるか分からないからです。デビットカードは口座残高が足りないと引き落としできず、不払いになってしまいます。
そういった状況を引き起こさないためにも、継続して月額料金を支払うサービスでは使用できないというのが一般的です。
しかし、最近では公共料金や携帯料金の支払いに対応しているデビットカードが増えているのも事実です。特に大手サービスでは対応しているところが多いので、使いたいサービスがある場合は、一度確認してみると良いでしょう。
高速道路料金
高速道路料金の支払いにも、デビットカードは使えません。
高速道路の料金は、利用情報の記録を残しておき、定期的な頻度でまとめてカード会社に請求がいく仕組みになっています。
決済時点では口座残高が十分にあるかどうか確認できないため、デビットカードでの支払いに対応していないのです。
機内販売
航空機内での機内販売はオフラインでの決済が利用されており、その場で口座残高が確認できない仕様になっています。
残高不足で料金を回収できないリスクがあることから、機内販売ではデビットカード決済に対応していません。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでの支払いは、給油が終わるまで支払額が確定しません。そのため、最初に決済端末でカードが有効なものかどうかだけを確認し、給油が終わってから実際のガソリン代が請求される仕組みになっています。
給油前の段階で、実際の支払いに必要な金額が口座に入っているのか確認することが難しいため、ガソリンスタンドでの支払いにはデビットカードが使えないことが多いです。
しかし、楽天銀行のデビットカードのように、口座残高が1万円以上あるなど特定の条件下であれば利用が可能になる場合も。ガソリンスタンドで使いたい方は、事前に確認して対応しているカードを選ぶようにしましょう。
デビットカードが使えない!残高あるのにエラーになる原因

「口座残高があるのにデビットカードを使えない」という場合は、下記のような原因があるかもしれません。該当する内容がないか、確認してみましょう。
- カードに傷・汚れや磁気不良がある
- 店員がJ-Debitと勘違いしていた
- 年会費の支払いができていない
- 設定した利用限度額を超えている
- 暗証番号が間違っている
カードに傷・汚れや磁気不良がある
デビットカードを何枚ものカードと重ねて収納したり、財布に入れずに持ち歩いていると、カードに傷や汚れがついてカードリーダーで読み込めなくなる場合があります。
また、スマホなど磁気を発する物の近くで保管している場合は磁気不良になって反応しなくなることも。
上記のような理由で使用できなくなった場合は、カード会社に連絡して新しいカードを再発行してもらいましょう。
店員がJ-Debitと勘違いしていた
デビットカードにはJ-Debitと国際ブランド付きのデビットカードの2種類があります。J-Debitとは、キャッシュカードを直接店舗で提示して使用するデビットカードのことです。
本記事で解説しているものは、デビットカードを発行して店舗で利用する、国際ブランド付きのデビットカードです。
決済時に使用する端末は同一ではないため、国際ブランド付きのデビットカードをJ-Debit用の端末で決済しようとすると「使えない」という事態になってしまいます。
「デビットカードで」と伝えると店員にJ-Debitと間違われてしまう可能性があるので、利用時には「カード1回払いで」と伝えるのがおすすめです。
年会費の支払いができていない
デビットカードは基本的に無料で利用できるものが多いですが、中には年会費が発生するカードもあります。
ポイント還元率が高かったり空港でのラウンジサービスを受けられるなどのメリットがありますが、年会費が未払いになるとデビットカードの利用が制限されてしまいます。
自分のカードが年会費のあるカードかどうか分からないという方は、一度カード会社のHPなどで確認してみると良いでしょう。
設定した利用限度額を超えている
デビットカードの利用にあたっては、限度額が設定されている場合が多いです。
自分で利用限度額を設定する場合もあれば、初期設定で利用枠が決められていることもあります。
設定済みの限度額を超えると、口座残高が足りていても決済できません。
デビットカードを利用する際は、事前に利用限度額を確認しておくようにしましょう。
暗証番号が間違っている
単純に暗証番号が間違っているという場合も、デビットカードが使えません。暗証番号はデビットカード発行時に決めた4桁の番号です。
暗証番号を何回も間違えるとロックされてしまう可能性があるので、注意しましょう。
どうしても暗証番号が思いだせない場合は、カード会社へ問い合わせて再設定の手続きをしましょう。
デビットカードは使えないところが多いのは勘違い!メリット

「デビットカードは使えないところが多い」というのは、勘違いです。確かに、決済時に口座残高が確認できないサービスの場合は利用が制限されることもあります。
しかしながら、デビットカードはコンビニやスーパー・ショッピングセンターなど日常的に利用する多くの店舗で使えます。また、インターネットでのショッピングにも対応しています。
デビットカードには、主に下記のようなメリットがあります。
- 使いすぎる心配がない
- 支出管理がしやすい
- ATMに並ばなくてよい
- 海外でも利用できる
デビットカードは、利用と同時に支払口座から利用金額が引き落とされます。そのため、クレジットカードのように使いすぎる心配がありません。利用金額が通帳に記帳されるため、お金の管理がしやすいのも特徴です。
また、カードで決済できるためATMを使う必要がなく、ATMでの引き出しのために並ぶ時間や手数料を節約できる点もメリットのひとつです。
さらに、国際ブランド付きのデビットカードは海外での利用も可能です。特別な手続きをすることなく、普段通りに海外でカードを使えます。
現地のATMで現地通貨を引き出すこともできるので、よく海外出張や海外旅行に行くという人にもおすすめです。
おすすめのデビットカードはGMOあおぞらネット銀行

デビットカードの利用を検討している方におすすめなのは「GMOあおぞらネット銀行」です。
GMOあおぞらネット銀行は、「あおぞら銀行」と「GMOインターネットグループ」の
強みを集結し誕生したインターネット専業銀行で、手数料がお得で利便性が高いと評判です。
ここでは、還元率が高いMastercardプラチナデビットカードと、法人におすすめなビジネスでビットについて紹介します。
Mastercardプラチナデビットカード
Mastercardプラチナデビットカードは、還元率が最大1.2%と高く、ポイントではなく現金で還元されることが特徴のカードです。
例えば、月間10万円を外食などで利用した場合、1年間で14000円が現金で還元されます。現金であれば、ポイントと違って有効期限を気にする必要がありません。また、利用の翌月に自動的に還元されるので、使い忘れもなく安心です。
他にも、ATM手数料や振込手数料が月20回まで無料、口座残高が1万円以上あればガソリンスタンドでも利用できるなど、使い勝手が良い点もポイントです。
500万円までの不正利用補償がついており、利用のたびにメールでお知らせが届くのも安心です。
年会費が3300円かかりますが、取引量が多い人は沢山還元されるお得なカードです。
最短即日で口座開設が完了するので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
GMOあおぞらネット銀行の【Mastercardプラチナデビットカード】。
法人ならビジネスデビット発行
法人利用の場合は、ビジネスデビットがおすすめです。
年会費・カード新規発行手数料無料で、コストをかけることなく使えます。
※口座開設後や追加発行の場合には所定の手数料がかかります。
利用金額の最大1%が現金で還元される点も、コスト削減に役立ちます。ポイントと違って利用用途が限られない上に、失効リスクや交換の手間がないのも嬉しいポイントです。
また、一法人名義で最大20枚までカード発行が可能です。部署ごとに使用するカードを分けることで、利用状況を簡単に管理できます。
不正利用補償が1,000万円までついているので、紛失や盗難等で不正利用にあった場合も安心です。
デビットカードの法人利用を検討している場合は、ぜひ確認してみてください。
メリット多数のビジネスデビットカード【GMOあおぞらネット銀行】
まとめ
デビットカードは、すぐに残高確認ができない一部の決済方法を除いて、コンビニやスーパー、ネットショッピングなど幅広く利用できます。
使いすぎる心配がなく、支出管理がしやすい点も安心です。現金感覚で使えて現金よりも手間がかからないデビットカード、正しく使ってメリットを教授したいですね。