「年金収入だけでもセブン銀行カードローンは利用できるの?」
「70歳が近いけど申し込めるかな…」
年金を受給されている方で、急な出費や生活費の不足に直面し、カードローンの利用を検討されている方は少なくありません。
セブン銀行カードローンは、スマートフォンひとつで手軽に利用できるため、特にシニア世代の方々からの関心も高まっています。
この記事では、セブン銀行カードローンが年金受給者の方でも利用できるのかどうか、具体的な申し込み条件や審査のポイントを詳しく解説します。
また、安心して利用できるお金の借り方や、注意すべき点についてもご紹介します。
セブン銀行カードローンは年金受給者はOK?シニアの申し込み条件。60代・70歳未満
結論から言うと、セブン銀行カードローンは、年金を受給されている方でもお申し込みが可能です。
セブン銀行カードローンの申し込み条件には、「安定した収入があること」という項目がありますが、年金収入もこの「安定した収入」として認められています。 年金は毎月定期的に支給されるため、返済能力があると判断される要素となるためです。
ただし、いくつか重要な条件と注意点があります。
契約時の年齢が満20歳以上満70歳未満であること
この「満70歳未満」という年齢制限が非常に重要です。
60代の方はもちろん対象となりますが、70歳を過ぎると新規での申し込みはできなくなりますのでご注意ください。
多くの金融機関が年齢上限を65歳程度としている中、セブン銀行カードローンは比較的高い年齢まで対応していると言えます。
安定した収入があること
年金収入がこれに該当します。毎月定期的に一定額以上の年金を受け取っていることが前提となります。
年金以外の収入(パート・アルバイト収入など)がある場合は、審査においてより有利に働く可能性があります。
セブン銀行の普通預金口座を保有していること
セブン銀行カードローンは、セブン銀行の普通預金口座を通じて利用します。口座を持っていない場合は、カードローンの申し込みと同時に口座開設が必要です。
保証会社アコム株式会社の保証を受けられること
セブン銀行カードローンを利用するには、保証会社であるアコム株式会社の保証を受ける必要があります。審査はセブン銀行とアコムの両方で行われ、アコムの保証基準を満たさない場合は、セブン銀行カードローンの利用はできません。
外国籍の場合は永住権を持っていること
日本国籍以外の方は、日本での永住権を保有していることが条件となります。
セブン銀行カードローンシニアの審査基準は甘い?厳しい?
「年金収入だけでも審査に通るの?」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、セブン銀行カードローンは、年金受給者の方に対しても厳正な審査を行います。
「甘い」ということはなく、一般的なカードローンと同様の基準で返済能力が判断されます。
年金収入の額と安定性
月々の年金受給額が返済能力に見合うかどうかが評価されます。年金の種類(老齢年金、障害年金、遺族年金など)が安定性評価に影響することもあります。
年金以外の収入(アルバイトなど)がある場合は、審査で有利に働くことがあります。
信用情報
過去のクレジットカードやローンの利用・返済履歴は、信用情報機関に記録されています。
延滞や債務整理などの履歴がある場合、審査に通ることは極めて困難になります。
他社からの借入状況
すでに他の金融機関から借り入れがある場合、その金額や件数も審査に影響します。無理のない返済計画が可能かどうかが判断されます。
セブン銀行口座の利用状況(一部)
必ずしも直接的な審査項目ではありませんが、セブン銀行口座を長年利用しているなど、利用状況によっては信用度の一端として評価される可能性もゼロではありません。
審査は原則として「電話連絡なし」
セブン銀行カードローンは、原則として勤務先への在籍確認の電話連絡を行っていません。
年金受給者の方の場合、確認書類などで収入が証明できれば、電話連絡なしで審査が進む可能性が高いです。これは、プライバシーを気にされる方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
【注意】年金担保融資制度はすでに終了しています
かつては、年金を担保にしてお金を借りる「年金担保融資制度」という公的な制度がありましたが、これは2022年3月31日をもって新規申し込み受付を終了しています。
現在、「年金を担保にお金を貸します」といった勧誘があれば、それは詐欺や法外な金利を要求する闇金(ヤミ金)の可能性があります。絶対に利用しないでください。
年金受給者が安全にお金借りる方法
セブン銀行カードローン以外にも、年金受給者の方が安全にお金を借りるための方法はいくつかあります。ご自身の状況に合わせて、最適な選択肢を検討しましょう。
1. 公的融資制度を利用する
国や地方自治体、社会福祉協議会などが提供する公的な融資制度は、低金利または無利子で、生活に困窮している方を支援するための制度です。
- 生活福祉資金貸付制度: 低所得世帯、高齢者世帯、障がい者世帯を対象に、生活費や医療費、教育費などを貸し付ける制度です。各市区町村の社会福祉協議会が窓口となります。年金収入のみでも利用できる可能性があります。
- 緊急小口資金: 緊急かつ一時的に生計の維持が困難になった場合に、少額の資金を貸し付ける制度です。こちらも社会福祉協議会で相談できます。
これらの制度は、民間のローンとは審査基準が異なり、返済能力だけでなく、生活状況や困窮度も考慮されます。まずは、お住まいの地域の社会福祉協議会に相談してみることを強くおすすめします。
2. 少額・低金利のカードローンを検討する
セブン銀行カードローンの審査が通らなかった場合でも、他の銀行カードローンや大手消費者金融のカードローンが利用できる可能性もゼロではありません。
ただし、必ず「正規の貸金業者」であることを確認し、金利や返済条件をしっかり比較検討することが重要です。
- ポイント:
- 信頼できる業者か確認: 登録番号があるか、日本貸金業協会に加盟しているかなどをチェック。
- 金利の確認: 年利が利息制限法の上限を超えていないか確認。
- 無理のない返済計画: 借り入れ前に、確実に返済できる計画を立てましょう。
3. 親族や知人に相談する
もし信頼できる親族や友人がいるのであれば、事情を説明して相談するのも一つの方法です。金銭的な負担が少ないだけでなく、精神的な安心も得られる可能性があります。ただし、後々のトラブルにならないよう、返済計画や条件を明確にしておくことが大切です。
4. 地域の包括支援センターに相談する
高齢者の総合的な相談窓口である地域包括支援センターでは、生活上の困りごとや経済的な不安についても相談に乗ってくれます。公的な支援制度や地域のサービスに関する情報を提供してくれるため、まずは相談してみるのも良いでしょう。
まとめ
セブン銀行カードローンは、年金受給者の方でも「満70歳未満」の年齢制限内であれば申し込みが可能です。年金収入も安定した収入と見なされますが、審査は厳正に行われます。
もし、セブン銀行カードローンの利用が難しい場合や、より低金利の選択肢を探している場合は、公的な融資制度や他の正規の金融機関のサービスを検討することが重要です。
何よりも、「審査なし」「年金を担保に」といった甘い誘いには絶対に騙されず、安全な方法で資金を調達するようにしましょう。 無理のない返済計画を立て、安心して生活を送ることが最も大切です。