事業資金を調達する方法として、銀行や日本政策金融公庫の法人融資、ノンバンク系のビジネスローンなどがあります。創業期や赤字決算の場合などでも、事業資金を借りやすい方法はあるのか探している方は少なくないでしょう。
結論からいうと、銀行や日本政策金融公庫の審査は比較的厳しいといえます。
この記事では、比較的法人融資の審査が通りやすいノンバンク系のビジネスローンや、取引先の与信審査で資金を調達できるおすすめのファクタリングについて紹介します。
事業資金の調達に悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
即日資金調達の最終手段!緊急融資の個人・法人はビジネスローン !中小企業など
「自己資金がない」「赤字決算が続いている」など、銀行や日本政策金融金庫での借り入れが難しい場合は、ノンバンク系のビジネスローンを検討してみましょう。
現在の事業内容を見て、柔軟に審査対応してもらえる可能性があります。以下のようなビジネスローンがおすすめです。
・ファンドワン
・AGビジネスサポート
・エクスローファイナンス
ファンドワン
ファンドワンは、事業資金の悩みをヒアリングし、柔軟に審査してもらえるローン会社です。例えば、赤字決算が続いている場合や銀行の審査に通らない場合でも、資金調達が可能な方法や商品についてアドバイスしてもらえます。
審査は最短40分とスピーディーで、午前中の申し込みなら即日融資も可能。急に資金が必要になった場合にも対応できます。
ビジネスローンを初めて利用する方も、資金調達事情を知り尽くしたベテランスタッフが対応してくれるため安心です。
金利 | 10.0%〜18.0% |
融資限度額 | 30万円〜500万円 |
融資スピード | 最短即日※ |
融資対象 | 法人 |
オンライン完結 | 可能 |
※申し込み時間帯によっては、即日対応しかねます。
AGビジネスサポート
AGビジネスサポートは、過去の財務内容だけでなく、現在の事業内容をみて柔軟に審査しているローン会社です。例えば、銀行からの借入がある場合や財務状況がよくない場合でも、融資を検討してもらえます。
また、開業直後の場合は開業支援ローンを案内するといったように、事業者の状況に合ったサービスを提案してくれます。
法人は75歳まで、個人事業主は69歳までの年齢制限がある点には注意が必要です。
インターネットで全国どこからでも手続きできるため、気軽に問い合わせてみてください。
金利 | 3.1%〜18.0% |
融資限度額 | 50万円〜1,000万円 |
融資スピード | 最短即日 |
融資対象 | ・法人:75歳まで・個人事業主:69歳まで(確定申告書に営業所得、不動産所得、農業所得のいずれかの記載がある方) |
オンライン完結 | 可能 |
エクスローファイナンス
エスクローファイナンスは、赤字決算や、ほかの金融機関で追加融資が受けられなかった場合でも借りられる可能性のあるビジネスローンです。
現状だけでなく、過去の実績や将来性も考慮したうえで審査を行っています。
融資上限額は公開されていませんが、大口融資にも対応しているとのこと。納税資金が足りなくなった場合や事業拡大のための先行投資など、さまざまな資金不足に活用できます。
対応も早く、最短2日での融資が可能です。
金利 | 6.80%〜18.0% |
融資限度額 | 要問い合わせ |
融資スピード | 最短2日(土日祝除く) |
融資対象 | 法人 |
オンライン完結 | 要問い合わせ |
事業資金を借りやすい銀行・法人融資が通りやすい銀行はある?
誰でも借りやすい銀行というのはありません。
銀行の法人融資は審査はかなり厳しく、過去3期分の決算書の提出を求められます。
創業したてで過去3期分の決算書がない企業や赤字決算だと門前払いされることが多いです。
赤字決算がある場合や創業して間もない場合だと、審査に通るのは厳しいでしょう。
一方で、ノンバンク系のビジネスローンなら赤字決算や創業時でも融資を受けられる可能性があります。銀行とは違って、返済できなかった場合のリスクも踏まえて少し高めに金利を設定しているためです。
銀行で融資を受けたいなら、安定した事業計画書や過去の決算書などを提示し、今後も安定した収益が見込めることを示す必要があります。
日本政策金融公庫は自己資金あり・黒字企業におすすめ
日本政策金融公庫の創業融資は、銀行の法人融資とは違い、過去3期分の決算書の提出は求められません。
基本的には、資本金や今持っている現金の残高を見て判断し、約3倍のお金を借りられると言われています。
創業3期未満でも現預金があれば、借りられる可能性が高いです。
日本政策金融公庫の「2023年度新規開業実態調査」によると、開業時の資金調達額は平均1,180万円、金融機関からの借り入れは平均768万円、自己資金は平均280万円です。
つまり、自己資金の約2.74倍の資金を金融機関から借りていることがわかります。
日本政策金融公庫で融資を受ける場合も、融資可能額の目安は自己資金の2〜3倍程度であるといえるでしょう。
現在自己資金の要件は撤廃されていますが、過去には「創業資金の10分の1以上の自己資金があること」が条件となっていました。
まったく自己資金のない場合の審査は厳しくなることが考えられます。
会社の資金が底をつきました我々はもうお終いです。金策尽きたならファクタリング
審査に自信のない場合は、請求書の買取によって資金調達が可能なファクタリングサービスがおすすめです。
ファクタリングは、主に取引先の経営状態をもとに審査が行われるため、ビジネスローンが通らなかった場合でも利用できる可能性があります。
以下の2社は、対面面談もなく申し込みから入金までオンラインで完結するので、ぜひ検討してみてください。
・QuQuMo
・PMGファクタリング
QuQuMo
QuQuMo(ククモ)は、すでに銀行借入がある場合や、金融機関での借入が難しい場合でも利用可能なファクタリングサービスです。個人でも法人でも、売掛金があれば利用できます。
手続きはオンラインで完結し、面談もありません。必要書類は請求書と銀行口座の入出金明細のみ。申し込みから最短2時間で請求書を買い取ってくれます。
手数料が1%からとなっており、金銭的負担が低いのも嬉しいポイントです。事業資金が足りない方は、ぜひ利用を検討してみてください。
手数料 | 1%〜 |
利用限度額 | 上限なし |
入金スピード | 最短2時間 |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
個人事業主の利用 | 可能 |
オンライン完結 | 可能 |
PMGファクタリング
PMGファクタリングは、赤字決算が続いて銀行の融資が借りられない状態でも、取引先や取引内容を重視して審査してくれます。過去に財務状況がよくない場合でもサポートした実績も多数あるため、不安のある方は相談してみるとよいでしょう。
利用限度額は50万円から最大2億円までと幅広く対応しています。最短即日での入金も可能なため、急いでいる方にもおすすめです。
個人事業主、法人問わず、資金繰りに困っている場合にはぜひ相談してみてください。
手数料 | 要問い合わせ |
利用限度額 | 50万円〜最大2億円まで |
入金スピード | 最短2時間 |
契約方式 | 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング |
個人事業主の利用 | 可能 |
オンライン完結 | 可能 |
資金調達なら支払い.com
支払い.comは、口座振込の支払いをカード決済に変更できるサービスです。取引先への支払いや、従業員の給与振込の資金が足りない場合に、支払い期限を最長60日間延長できます。
クレジットカードを登録するだけで気軽に利用できます。
手数料が4%と比較的安いのもメリットです。振込名義は自由に指定できるので、支払う相手に利用が知られることもありません。
支払い期限を延長することで、資金繰りに役立ててみてください。
手数料 | 4% |
利用限度額 | 1%〜上限額なし |
個人事業主の利用 | 可能 |
オンライン完結 | 可能 |
まとめ
銀行や日本政策金融公庫は、比較的審査が厳しい傾向にあるため、「自己資金がない」「赤字決算が続いている」といった場合には借りられない可能性があります。
審査に不安のある方は、以下のようなノンバンク系ビジネスローンがおすすめです。
・ファンドワン
・AGビジネスサポート
・エクスローファイナンス
また、経営状態が厳しく審査に自信のない方は、取引先の経営状態をもとに審査が行われる以下のようなファクタリングを検討してみるのもよいでしょう。
・QuQuMo
・PMGファクタリング
このほか、口座振込の支払いを最大60日間延長できる支払い.comを利用する方法もあります。
事業資金の調達に悩んでいる際には、ぜひ利用を検討してみてください。