「法人口座を作りやすい銀行はどこ?」
「法人口座開設のおすすめは?デメリットはある?」
法人口座開設を検討している方は、上記のような悩みを抱えていませんか?信用金庫・メガバンク・ネット銀行などのさまざまな金融機関があり、どこで開設するか迷いますよね。
本記事では、法人口座開設のおすすめをネット銀行とメガバンクの2つに絞って紹介しています。
合同会社でも法人口座が作りやすい銀行や、各金融機関で法人口座開設するデメリットについても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
法人口座開設作りやすい銀行おすすめ!【ネット銀行・ネットバンク比較】審査ゆるい・必要なものが少ないなど
法人口座開設におすすめなネット銀行を紹介します。
- GMOあおぞらネット銀行
- PayPay銀行
- 住信SBIネット銀行
GMOあおぞらネット銀行:法人口座が作りやすい銀行

GMOあおぞらネット銀行は、手続きにあたって印鑑・書面・郵送などが必要なく、オンライン完結により法人口座が作りやすいネット銀行です。
口座維持費や当行宛ての振込手数料は無料なうえ、他行宛ての手数料も一律145円と良心的に設定されています。振込料金とくとく会員は、月額500円で135円/件です。
さらに、2023年6月からは設立1年未満の法人も1年以上の法人も関係なく、月20回まで振込手数料が無料になりました。
また、新たに法人口座を開設した方限定で、振込手数料の無料回数が増えるキャンペーンを実施しています。
2023年6月1日から7月31日までに口座を開設し、開設月の翌月末までにビジネスデビットカードを合計1万円以上(税込)利用するのが条件です。
条件が揃っていれば最短即日に法人口座を開設できるので、法人口座開設に何週間も何ヶ月も時間をかけたくない方にうってつけでしょう。
GMOあおぞらネット銀行の法人口座があると、最大1.5%の現金還元が期待できる法人カードや、創業期・赤字決算でも借りられるビジネスローンを利用できます。
口座維持費 | 無料 |
振込手数料(※) | 毎月20回無料 当行宛て:無料 他行宛て:一律145円 (振込料金とくとく会員は135円/件) |
口座開設までの期間 | 最短即日 |
オンライン完結 | 可 |
ビジネスローン金利 | 年利0.9〜14.0% |
融資枠(借入限度額) | 1,000万円 |
①設立1年未満→設立年月日から1年経過するまで(最長1年間)
②設立1年以上→口座開設月の翌々月まで(約3ヶ月)
住信SBIネット銀行:オンライン融資や助成金・補助金支援サービスあり

住信SBIネット銀行の法人口座は、月額利用料・口座維持費・当行宛ての振込手数料0円で利用できます。他行宛ての振込手数料も一律145円と、業界最低水準の安さです。
最短翌営業日までに法人口座開設できるスピード感も大きなメリットと言えるでしょう。
また、オンライン完結の口座開設が可能なので来店する必要はありません。創業期で忙しく時間を割けない方、わざわざ銀行に出向くのが面倒な方におすすめです。
そのほか、決算書がいらないオンライン融資「事業性融資 dayta」や、通常よりお得な料金で「助成金・補助金支援サービス」を利用できます。
月額利用料・口座維持手数料 | 無料 |
振込手数料 | 当行宛て:無料 他行宛て:一律145円 |
口座開設までの期間 | 最短翌営業日 |
オンライン完結 | 可 |
ビジネスローン金利 | 固定金利 |
借入可能額 | 50万円~3,000万円(10万円単位) |
PayPay銀行:全国ATMで月に1回まで振込手数料が無料

PayPay銀行で法人口座開設すれば、月に1回まで手数料をかけずに振込を行えます。2回目以降も55円〜160円と、ネット銀行ならではの低手数料が強みです。
申込フォームの入力や必要書類のアップデートはスマホ1台で完了するため、忙しい方でも手軽にサクッと申し込めます。
法人の場合、口座開設までの期間は最短3日となっているので、銀行口座をスマートに使い始められるでしょう。
ビジネスローンや事業用Visaデビットカードなどのビジネスサポートも充実しており、会社経営における可能性の幅が広がります。
口座維持手数料 | 無料 |
振込手数料 | 毎月1回無料 当行宛て:55円 他行宛て:160円 |
口座開設までの期間 | 最短3日〜10日程度 |
オンライン完結 | 可 |
ビジネスローン金利 | 年利1.8~13.8%(変動) |
利用限度額 | 500万円まで |
【メガバンク】法人口座開設のおすすめ。審査落ちしやい。三井住友銀行など
法人口座開設で人気のメガバンクを紹介します。
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
メガバンクで法人口座開設する際は、ネット銀行より時間を要する点に注意しましょう。
また、ネット銀行に比べると審査は厳しく、通らないケースが多いので、設立間もない企業にはネット銀行での開設をおすすめします。
三井住友銀行:メガバンクならではの手厚いサポート体制

三井住友銀行での法人口座開設においては、WEB・電話・銀行支店などのさまざまな方法で、きめ細やかなサポートを受けられるのが強みです。
メガバンクであるからこその絶対的な信頼感があり、法人口座を開設した後も手厚くフォローしてもらえます。
来店不要のWEB完結申込が可能ですから、簡単3ステップで法人口座を開設してみてください。初期費用・月額費用・当行宛て振込手数料・外国送金は全て無料です。
年会費永年無料の法人カード「三井住友カード ビジネスオーナーズ」を同時に利用すれば、業務の生産性アップと経費のコスト削減も期待できます。
初期費用・月額費用 | 無料 |
振込手数料 | 当行宛て:無料 他行宛て:165円〜330円 |
口座開設までの期間 | 2週間程度 |
オンライン完結 | 可 |
ビジネスローン金利 | 2.125%~ |
借入金額 | 1億円まで(10万円単位) |
三菱UFJ銀行:合同会社でも法人口座が作りやすい

合同会社の場合に法人口座を開設する際は、ネット銀行や地方銀行が作りやすい傾向にありますが、メガバンクにこだわるなら三菱UFJ銀行も候補の一つです。
「履歴事項全部証明書」「印鑑証明書」「本人確認資料」の原本3点があれば申込可能で、メガバンクのなかでも提出書類が少ないことから、ハードルは低めと言えるでしょう。
法人向けポータルサイト「MUFG Biz」や、ビジネス効率を加速化させる法人向けインターネットバンキング「BizSTATION」など、多彩なサービスを利用できます。
なお、法人口座開設には上記2つのサービスへの申込が必須であり、口座開設までの期間が1ヶ月弱かかる点に気をつけてください。
口座維持費 | 3ヶ月間無料 4ヶ月目以降は1,760円/月 2年以上の未利用は1,320円/年 |
振込手数料 | 当行宛て:110円〜330円 他行宛て:484円〜660円 |
口座開設までの期間 | 4週間程度 |
オンライン完結 | 可 |
ビジネスローン金利 | 15%未満 |
借入金額 | 50万円〜1,000万円(10万円単位) |
【比較】それぞれの金融機関で法人口座開設するデメリットとは?信用金庫など
法人口座開設できるおもな金融機関には、ネット銀行・メガバンク・信用金庫・地方銀行などが挙げられます。
それぞれに良し悪しがありますが、ここではそれぞれの金融機関で法人口座開設するデメリットに着目して比較表を作成しました。
金融機関 | デメリット |
①ネット銀行 | 支店がないので窓口で対面相談できない メガバンクよりも社会的信用度は低く見られやすい |
②メガバンク | 創業間もない法人会社は審査に通りにくい 口座維持手数料が高い傾向にある 担当者の転勤等により長く友好な関係を築くのが困難 預金金利が低い傾向にある |
③信用金庫 | 法人口座開設できる地域が限定されている 従業員300人以上または資本金9億円以上で脱退必須 融資を受ける場合は会員にならなければならない 融資金利が高い傾向にある |
④地方銀行 | 取扱可能な地域・地方が限定される 金利が高い傾向にある 高額融資を希望する場合は審査に時間がかかる |
上記から、デメリットが比較的少ない「ネット銀行」での法人口座開設が勧められます。
ネット銀行は実店舗を構えていないため、人件費・テナント費などのコストが削減されており、その分、各種手数料がほかの金融機関より安くなっています。
また、ほとんどのネット銀行がオンライン完結の法人口座開設に対応しているので、スピードは圧倒的です。
インターネットバンキングにより24時間365日サービスを利用できる利便性の高さも、ほかの金融機関と比較して有利な点と言えるでしょう。
まとめ
本記事で紹介した法人口座開設のおすすめは、以下の通りです。
ネット銀行 | GMOあおぞらネット銀行法人口座 PayPay銀行 住信SBIネット銀行 |
メガバンク | 三井住友銀行 三菱UFJ銀行 |
ネット銀行・メガバンク・信用金庫・地方銀行など、法人口座開設できる金融機関はいくつかあります。
なかでも、ネット銀行は合同会社でさえ法人口座を作りやすい傾向にあり、利用におけるデメリットも少ないのでおすすめです。
もちろん、さまざまな金融機関によってデメリット・メリットは異なりますから、十分に比較したうえで法人口座の開設先を決めましょう。